ウケがリードして、タチのフィスト責めの技術をさりげなく向上させる11のヒント

 フィストって、外見よりもタチのテクニックの方がもっと重要じゃないですか。でもやっぱり、自分のタイプの人にメロメロにされたいし、そのほうがもっと幸せだと思うんです。なので、ウケの人がリードしながら、自分のタイプの人の、フィストタチの技術を向上させるテクニックを考えてみたいと思います。

1. フィストウケの体勢になる前にハグをする

 フィストタチをする時って、手術をする前のお医者さんのような緊張感があります。「さあ、今日はどうやって感じさせようか…」みたいな。そんなモードの時には、ウケのあなたはハグを求めてみましょう。10秒ほど、ぎゅっと抱きしめてみる。(あなたがこれからイジるのは、穴じゃなくて、ワタシっていうニンゲンだからね)と念じながら。その後、キスして、相手の乳首でも触ってあげれば、ちょっとした愛撫が始まるでしょう。ウケの人からタチに積極的に愛撫することで、これはコミュニケーションなんだっていう気づきが生まれると思います。

2. 仰向けの体勢でやる

 四つん這いの方が入りやすかったりするかもしれませんが、最初ほぐすタイミングでは、仰向けで、お互いが顔を見える状態でやってみましょう。そして、ほぐしに入る前に再度ハグとキスを求めてみましょう。こうして、お互いの緊張がほぐれると思います。

3. ゆっくりほぐしてもらってもいい?とお願いしてみる

 タチの立場で考えた時に、特に過去にプレイしたことがある相手だと、どうしても拳が入った時の記憶が強いので、すぐに拳を入れたくなってしまうものです。この一言をあらかじめ伝えておくだけで、タチは落ち着いてプレイを始められます。

4. 拳が貫通する前のほぐしの時に「今、指、何本?」と聞いてみる

 実際聞いてみると、ウケは指2本くらいだと思ってたのに、実は指4本だったということはよくある話です(俺だけ?)。

 タチのプレイが上手くないと感じる理由の一つに、タチが強引だと感じることがあります。タチがしてくれている愛撫の状態を確認することで、突然、拳が入ってきて、(このタチ、ちょっと強引すぎない?)ってびっくりすることもなくなります。タチとウケの認識が擦り合うと、プレイの熟練度が上がった感じになります。

 同様のテクニックとして、「今、右手、左手、どっち?」「今、手のひらは、腹側と背中側のどっちを向いている?」と聞いてみるのがあります。

 一般的に、利き手の反対の方が手が小さいと言われています。慣れていない人だとどうしても利き手で貫通させようとしがちですが、利き手と反対でやってもらうと、意外とあっさりと貫通するケースがあります。逆に利き手の反対で一生懸命やってたけれど、利き手の方が丸まりやすいというケースもあります。今やっている方の反対側の手でも試してみてとお願いすることで、一歩先に進むかもしれません。

 また手のひらの向きも同様です。一生懸命貫通させようとがんばっていたけれど、手の甲が尾てい骨の出っ張り当たっていて、出っ張りを逃しきれなかったということがあります。手のひらが背中側を向いているほうが、手をすぼめた時にできる隙間で、尾てい骨の出っ張りを逃すことができます。手のひらの向きを聞いて、反対側の向きで試してもらうことで、やはり一歩、先に進むかもしれません。

5. 不快な責めがあったら、「ちょっと待って」と伝えて、深呼吸する

 例えば責める指の強さが強くて痛い時、ほぐす時の圧力が強すぎて痛い時、「ちょっと待って!(あなたは悪くない…ちょっとタイミングがあわなかっただけだから…)」というような感じで、大きく深呼吸しましょう。そして、自分が大丈夫だと思ったら、再開をお願いします。タチの人は、間があくことで、直前のプレイの振り返りができます。(今の、ちょっと強かったかな?もう少しゆっくりやってみよう)とか。深呼吸の間のほんの10秒、間をおくだけで、相手と自分のリズムを合わせるきっかけになります。

6. 両手を使ってほぐしてもらう

 左右の指2本ずつアナルに突っ込んで、こじ開けるような感じで、外に押し拡げるようにリクエストしてみましょう。そうするとウケとタチが正面を向いた状態になりますし、左右の指4本ずつまで、丁寧に1本ずつ指を増やしていくと、ほぐしの段階がきめ細かくなります。 

7. 「こっち(顔)を見て」と甘える

 特にほぐしている時のタチの視線は、穴に行きがちです。そんな時は、「こっち(顔)を見て」と甘えてみましょう。タチの愛撫にウットリしているあなたの姿を見て、そして見つめあって、甘い時間が流れます。その時、タチは、自分がウケの反応を見ながら愛撫するのを忘れてたことに気づくはずです。

8. 拳を貫通させる時、拳を回転させて入りやすいポイントを探してもらう

 拳は正円ではないし、アナルも同様。鍵と鍵穴の関係で、入りやすいポイントがあります。できればタチの人に、ぐるっとゆっくり拳を回転してもらって、一番入りやすそうなポイントで止めてもらいましょう。ウケのあなたが感じる入りやすいポイントと一緒ならOK、違ってたら、ウケの人の入りやすいポイントまで位置をずらしてもらい、どっちが入りやすそうか、タチの人に聞いてみましょう。たいていのタチの人は、「たしかに。なるほど。」と納得すると思います。こうすることで、ただ拳を突っ込めばいいわけではないことに気づくはずです。

9. 拳が貫通した後、しばらくじっと動かさないでもらう

 ウケにとっては、ゆっくり手を腸壁に馴染ませる時間。その時間、タチはじっとウケを観察するだけです。そうすると、タチは腸内の脈の動きやケツをギュッと締める動きなど、ちょっとした変化を敏感に感じ取るようになります。こうした変化に気づくと、タチはもっと腸内の動きを感じ取ろうとします。

10. 手を繋いでもらう

 拳がアナルに入っている間、もう一方の手を繋いでもらいましょう。ローションが手についているかもしれませんが、後で手を洗えばいいだけの話です。手を繋ぐと、幸せな一体感が生まれます。このゆったりした時間を楽しみましょう。

11. 気持ちいいところを愛撫してくれている時は、「そこが気持ちいい」と伝える

 自分の手が届かないところにタチの手があるわけです。手が届かない背中を掻いてもらっているのと同じです。痒いポイントを痒いと伝えるように、気持ちいいスポットをそこが気持ちいいと伝えるのです。そうすると、今度はそのポイントをどう愛撫したら、もっと気持ちいいのかと考え始めます。ウケとしては、愛撫パターンが変わって、また違う気持ちよさを味わえると思います。

 どうでしょう?フィストは人によっていろいろなやり方がありますが、たまにはちょっとロマンチックでエッチなプレイを楽しんでみてもいいのではないでしょうか。相性が擦りあってくると、長いお付き合いができるフィス友になれると思います。

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